Call of Duty: Black Ops6 – マップ所感 – Derelict

コールオブデューティー ブラックオプス6のマップを考察していく。今回はDerelict(ディレリクト)。なお、本考察は2024年9月に行われたオープンベータでのプレイに基づいている。

Derelictの特徴

Derelictは森林の中に列車が放置された屋外マップで、列車や岩、壁、建物などでやや複雑に射線が遮られたマップとなっている。印象としては中規模のマップだったが、公式の声明によるとこちらはSmallに分類されるマップのようだ。ただ、Babylonほど狭くはない。リスポーン位置がはっきりしており、相手が来る方向は比較的わかりやすいが、その裏をかいたリス狩りには注意する必要がある。一部建物がわずかに階層構造になっているものの、上下で完全に分かれている部分はほぼ存在しない。ただ、列車や岩など登れるオブジェクトが多数あり、戦闘の中で高低差が発生することはある。


Derelictの旗位置。やや横長のマップでいわゆる3レーンマップと言って差し支えないだろう

Derelictの各地点名。B旗のあるCargoは激戦区。その隣のCreekも見通しがよく敵味方が入り混じることが多い。Depotはマップの最高地点になるが、ベータではあまり激しい争いは起きなかった印象

Derelictでの戦い方

展開がわかりやすいのはマップの下側のラインになる。リス位置がA側の場合、Creekを突破して壁際を制し、Depotをうかがう位置まで押し上げられれば、敵を押し込んでいることになる。逆にリス位置がC側の場合は、Creek付近まで押し上げられていればA側のリスキルもうかがえるということになる。自分がデスした際に、どこまで押し上げられていたかを意識することで、有利な展開なのかそうでないかを判断することができるはずだ。


マップの下側、CからA側を狙う。この壁はチョークポイントになっており、敵が出てくるのを狙うのには絶好のポイントと言える

逆にマップの上側は岩や列車などのオブジェクトが多いことから、単純な両サイドでの戦闘ではなく、オブジェクトを回り込んだ戦いも発生するため、やや展開がわかりにくい。さらにそれらのオブジェクトによる高低差も発生するため、戦いが複雑になりやすい。マップの構造を理解していないと、どこから撃たれているのかわからないままやられることも頻発するだろう。


マップの上側。見ての通りオブジェクトが多く射線が通りにくい。左の岩は登れるので、そこから高低差を活かした戦い方もできる

射程距離をある程度取りながら落ち着いて戦いたい場合はマップの下側、オムニムーブメントなども生かしながら、高低差も生かしつつ高速な戦闘を仕掛けたい場合はマップの上側を意識して立ち回るとうまくいくだろう。逆に自分の戦い方に適さない場所で戦うとうまくいかないことが多い。そして、どちらの戦い方にも言えることだが、ある程度敵を押し込めていれば、レーンに対して垂直な方向を意識すると、レーン方向に意識が向いている相手を横から攻撃することができるので有効と言える。さらにリス狩りを狙っていく動きも有効だろう。

Derelictで有効な武器

Derelictはさまざまな武器が活きる構成のマップになっている。まずマップの下側は比較的オブジェクトが少なく、射線が通る場所が多い。さらにマップの中のいくつかの高台は狙撃ポイントになっている。これらの場所では長射程の武器が活きるだろう。ただ、高台は相手も意識して立ち回ってくることが多く、投げ物を入れられるリスクも高い。同じ場所にとどまって狙撃を繰り返すとヘイトを買ってしまうことになるかもしれない。適宜ポジションを変えながら戦うのが有効だろう。


C側の高台からBをうかがう相手を倒している場面。ここからはBもしっかり見えるので長射程武器が活きる

一方でマップの上側はオブジェクトが多く、射線が通りにくい。ここではサブマシンガンなどの射程の短く機動性の高い武器が有効になる。機動力を生かしてオムニムーブメントなども取り入れつつ、位置を素早く変えながら戦うことで、相手に的を絞らせない戦い方ができると有利に戦えるはずだ。ショットガンでも戦えるとは思うが、戦いやすい場所まで移動するまで少し苦労するかもしれない。

まとめ

Derelictはバランスの取れた伝統的なスタイルのマップだ。上下でマップの特徴が変わるので、自分の武器や戦い方のスタイルに合わせた位置取り、ルート選び、立ち回りが重要になってくる。相手の位置、味方の位置もしっかり意識して、どちらの陣営が優勢に戦いを進めているのか見極めることも重要だ。

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